No.65 アパート建物売買価格
今回の法人設立最大の目的である「父親のアパートを法人に売却」ですが、これが一番大変でした。
何が大変だったかというと、「アパートの価格をいくらにすればよいか?」です。
他人との売買であればいくらにしようが問題ありませんが、会社の代表者がその会社に自分のアパートを売却するのは「利益相反取引」となり、価格が高くても低くても、会社もしくは個人に対して税金がかかる可能性があります。
そのために時価で売買しなくてはいけません。
厄介なのはこの時価はいったいいくらなんだということです。
そこで、税務署に電話で聞いてみました!
プルルルる~♪
わたし「かくかくしかじか」
税務署「時価で売買してください。」
わたし「わかりました。時価とはどのように導きだせばよいですか?」
税務署「時価でお願いします。」
わたし「時価は固定資産税評価額でいいですか?」
税務署「いや、時価でお願いします。」
だから時価はどうやって算定すればいいのよ(>_<)
でもしょうがないんです。
税法上時価としか規定されていないため、税務署としても答えようがないようです。
通達で「簿価とする」「固定資産評価額とする」とか決めないと税務署の窓口の人も苦労すると思いますし、納税者も困りますね。
一番すっきりするのは土地家屋調査士に査定してもらうこと。当然ですがそれなりの費用が発生します。
色々調べた結果、「簿価」にしました!
正式な基準に則り減価償却しているわけでその残りの価格が時価とみなせるはず!!
今回の法人設立に関して、この点だけが唯一の心配事です(T_T)